2015年9月3日木曜日

混声合唱曲「YATSUGATAKE」解説

 いよいよ今週末2015年9月6日(日)に迫りました第10回 茅野混声合唱団演奏会 の第二部で歌う混声合唱曲「YATSUGATAKE」の宮下荘治郎先生による解説です。
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 作曲家 池辺晋一郎氏は2001年から小淵沢町の「こぶちざわ音楽祭」の顧問として深く関わりをもたれていました。小淵沢が2006年に北杜市(2004年発足)の一部となり、市制4周年を機に合唱曲を作りたいとの依頼を受けた池辺氏が2008年に合唱組曲「YATSUGATAKE」を作曲し、同年9月、同氏が指揮し北杜市の歌記念合唱団により初演されました。
 作詞の村田さち子氏は、八ヶ岳を北杜市の象徴とし、同市を囲む甲斐駒ケ岳、茅ヶ岳(かやがたけ)、瑞牆山(みずがきやま)などの名山に加え、遠く富士山を望む自然を望む素晴らしさを綴っています。
 わが茅野市にとっても北杜市と同様、八ヶ岳は心の拠り所であり誇りです。歌詞にある「北に八ヶ岳」というのは北杜市から見た八ヶ岳ですから、茅野市から見る方角とは当然違っています。八ヶ岳をはさんで北杜市の眺望に思いを馳せながら、茅野市でもこの組曲を発表する機会が持てることに喜びを感じます。

1.山嶺の祭壇~山のこころ~
   『長い裾野をひろげ 空を押し上げて 麗麗と大地にそそり立つ山よ!』と歌い出される八ヶ岳讃歌。
2.春告げ鳥が歌いだすと
  八ヶ岳に生息する小鳥や山野草、自然の美しさをちりばめて四季折々の風景が繰り広げられます。
3.おかやん
  列車の窓から長い裾野が見えてくると、今は亡き母親が思い出される。「おかやん」は八ヶ岳のようだった、と甲州弁で歌われます。
4.山々に抱かれて
  『西に甲斐駒、北に八ヶ岳、東に茅・瑞がき、南にはるか富士の山』『いつの季節も 澄みやかに 輝かに 北の杜は!』と謳われる終曲は、この組曲とは調性、形態等を異にするものの「北杜市民の歌」になっているそうです。

以上、宮下先生の解説----------------------------------------------------------------

 先日、八ヶ岳のふもとをドライブしながら車の中でこの歌を練習していたのですが、眼前に広がる壮麗なる八ヶ岳に向かって歌うと、本当にこの歌詞通りに『限りないその命を!』 『八つの峰峰に 喨喨(りょうりょう)と!」と、気分が高揚してきます。
 毎日、当たり前のようにこの美しい山々を見ることができる茅野市民は幸せです。
 さらに、この山々を称え皆と合唱すると、この地に住むことの喜びが一層増してきます。
 (これを読んでいるあなた!共に歌い、この喜びを分かち合い、茅野の音楽活動を盛り上げようではありませんか!団員募集中。chonokonsei@gmail.com
へご連絡ください。)
 
 で、今の季節、鮮やかな木々の緑も美しい八ヶ岳を写真に撮ってきてこのブログに貼ろうと思ったのですが、この一週間梅雨のように雨続きです。
 お天気がよくなったら、この歌の通りに雄大に広がる八ヶ岳の写真を撮ってきて、ブログに貼りますね。

 第10回茅野混声合唱団演奏会は茅野市民館にてチケット前売り中。当日券もありますので、皆さん聞きに来てくだい!(M)